経営者は迷ったら、どうすべき?解決策をご紹介!

2020年6月30日

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

社員とその家族の生活を守り、会社を繁栄させていかなければならない経営者。日々意思決定をしていかなければならないが、組織のトップである経営者には対等に悩みを相談できる人が居らず、時には迷うこともあるだろう。そこで今回は、経営者が迷ったときの解決策をご紹介する。

本記事を読むメリット

  • 意思決定のエネルギーがなくなってしまった際にどのように対処すれば良いのかの参考になる

経営者が意思決定に迷ったらどうすればいい?

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組織のトップに立つ経営者は、小さなものから大きなものまで日々意思決定の連続である。そしてその小さな選択ひとつが、自分だけでなく社員とその家族の人生にまで大きな影響力を持つ。

経営における問題で、最終的に決断するのは自分自身。周りの意見を聞きすぎると、軸がぶれて自分の思わぬ方向に流されてしまうこともある。しかし、決断することに大きなプレッシャーや壁を感じる経営者も少なくないだろう。自分の決断に辿り着くまでの過程で、背中を押してもらったり助言を得たり、頼れる存在が必要なこともある。「自分で解決しなければ」と抱え込み過ぎず、頼れるものは積極的に頼っていくことも大切だ。

①先輩経営者に相談する

先輩経営者が身近にいる場合は、その方に相談するのがおすすめだ。経営者としての悩みは、誰もが通る道。すでに経験して乗り越えてきた先輩経営者に助言を求めるのは、とても有意義なことである。複数人に相談すると、それぞれの解決策を聞けるので、自分に合った解決の糸口を見つけやすい。もし自分に合わない助言でも、取捨選択しながら自分の糧にしていけばよい。

身近に先輩経営者がいない場合は、マッチングできるサービスを活用するという手もある。ここでは経営者とマッチングできるサービスを3つご紹介する。

経済界倶楽部

会員ごとに担当がつく、担当制のビジネスマッチングサービス。各担当が経済界倶楽部と会員の窓口となり、入会から例会でのアテンド、ビジネスマッチングまでをサポートしてくれる。会員のニーズをヒアリングし、ニーズに合ったビジネスマッチングが可能となっている。懇親会では参加者同士のマッチングのアテンドも行っているので、人付き合いが不得意な人でも参加しやすい。担当が対応しきれない場合は、経済界の持つ豊富なネットワークの中から適切なマッチング先を見つけて対応してくれるので、幅広いビジネスモデル、ニーズに対応できる。

https://club.keizaikai.co.jp/privilege/business-matching.php

ONLY STORY

ONLY STORYは、完全審査制の経営者マッチングプラットフォーム。優良企業2500社以上の経営者が登録しており、トップクラスの経営者とつながることができる。サイトでは起業情報やニーズから絞り込んで会いたい経営者を検索できる。メッセージ機能を利用してチャットベースでやり取りをし、双方のニーズが合致したらマッチング成立。審査制だからこそ、安心して利用できるサービスだ。

https://onlystory.co.jp/pages/for-matching?utm_medium=ppc&utm_source=adwords&utm_term=%E7%B5%8C%E5%96%B6%E8%80%85%20%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B0&utm_campaign=%E3%80%90%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E3%80%91%E3%83%81%E3%83%A9CEO_20190112&hsa_ad=444036725956&hsa_mt=b&hsa_cam=1731157330&hsa_ver=3&hsa_src=g&hsa_net=adwords&hsa_tgt=kwd-535330739512&hsa_acc=5603411661&hsa_grp=106756881081&hsa_kw=%E7%B5%8C%E5%96%B6%E8%80%85%20%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%B3%E3%82%B0&gclid=CjwKCAjw88v3BRBFEiwApwLevfPH8lPMn0Ga9Zsn0IlEODCPbBdI75O242YKHA0aOl6PbEo-qAymMBoCVXUQAvD_BwE

②先輩経営者の本を読んでみる

先輩経営者に相談するのも効果的だが、そもそも自分自身の知識不足による悩みであればそれだけでは不十分だろう。経営者が自身の悩みを解決するためには、情報収集は欠かせない。今やネットでどんな情報でも手に入る時代だが、経営について体系立てて学び、悩みを解決するためには、先輩経営者の本を読むのがおすすめだ。

ネットによる情報収集は、検索窓にキーワードを打ち込んで情報を探す。「何が分からないのか分からない」といった曖昧な悩みだと、検索キーワードが明確化できず、必要な情報を得られない。特に経営初心者だとこのような状態に陥りがちだろう。しかし、本だと一冊読めば一連の全体像とまとまった情報を得ることができる。

さらに本は、誰でも発信できるネットと異なり、ある程度専門知識を持った人が作っている。そのため、正確性と信憑性の高い情報を得られるのメリットだ。

経営本はかなりの数が出版されているので、何から読んだら分からないという方もいるだろう。そこでここでは、経営で悩んだときに読みたいおすすめの本を3冊ご紹介する。

LEADERS(リーダーズ) ~国産自動車に賭けた熱い男たちの物語~

トヨタの実質的な創業者、豊田喜一郎をモデルにした一冊。戦争・資金難という苦難を背負いながら、良質な自動車を作るために情熱を持って奮闘してきた姿がありありと描かれている。経営者の熱い想いが、日本の自動車を世界のトップクラスにまで押し上げたことが分かり、経営へのモチベーションが自然と上がる。
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1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え

「シリコンバレーのレジェンド」ことビル・キャンベルの成功の教えを徹底的に書き出した一冊。ジョブズの師匠であり、Google創業者の1人であるラリー・ペイジなどを育てたビル・キャンベル。成功を読み解いていくと、マネジメントするためのヒントが数多くちりばめられている。
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世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由

経営を学べるのは、成功からだけではない。惜しくも倒産してしまった「失敗事例」から学べることは、数えきれないほどある。本書はそんな失敗の理由を徹底的に分析し、今日空也知恵を得られる一冊だ。経営者も人間なので、倒産の理由に人間ゆえの弱さや焦りが表れているなどさまざまな発見がある。
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③コーチングを受けて軸やビジョンを見つめ直す

「漠然とした悩みで、何から手を付けて良いのか分からない」「目標はあるけど、そこへ辿り着くまでの道筋が見えない」などといった悩みがあるなら、コーチングを受けるのも良いだろう。コーチングとは、目標を明確化させ、その達成に必要な知識、スキル、ツールが何であるかを棚卸しし、個別対応で備えさせるプロセスのことを指す。

自分が現状どのような立ち位置にいて、目標達成までには何が必要なのか。自分のことになると、まさに「灯台もと暗し」でよく分からなくなるものである。コーチングで客観的な目線で意見を聞くことで、問題解決や目標達成までの近道となる。

コーチングの意味についてさらに詳しく学びたい方は、「これだけ読めば分かる!コーチングの意味をメリット・種類・スキルから解説」という記事を参考にしてみては。

株式会社コーチング・システムズ

自らのコーチングだけに留まらず、組織全体の関係性から問題解決したい方におすすめのコーチング。面談で目標の設定とそのための課題を掘り下げ、具体的な行動へと導いてくれる。必要に応じて、コーチングレクチャーやプレゼンの練習、部下ヒアリング、会議オブザーブ、朝礼同席などのフィールドワークも行う。面談の後も、電話フォローアップで目標達成に向けての進捗確認をしてくれる。

https://www.sha-cho.com/

④あえて放置する

迷ったときに「何が何でもその場で解決しなければいけない」ということはない。緊急で決断しなければいけないときを除いて、あえて放置するのもひとつの手である。

放置することで、「ウィルパワー」を温存できる。ウィルパワーとは、その名の通り「意志の力」のことだ。人は額の奥、数㎝のところにある脳の前頭葉によって、思考や感情をコントロールする。ウィルパワーはいわば前頭葉の体力のようなものだ。意思決定や悩みにウィルパワーを使うと、使った分だけ消耗していく。つまり悩み続けるとそれだけウィルパワーを消耗してしまうので、あえて放置し、ここぞというときに備えてウィルパワーを温存することも大切である。

⑤筋トレやマインドフルネスでメンタルを安定させる

経営者にはさまざまな悩みがのしかかるからこそ、メンタルの安定は欠かせない。筋トレやマインドフルネスなどメンタルを安定させるための行動をとろう。

筋トレをすると、「テストステロン」という、精神状態や意欲、認知にも影響するホルモンの分泌量が上昇する。これにより憂うつ感やイライラなどのストレスが軽減され、メンタルが安定しやすい状態になる。

マインドフルネスとは、「『今、この瞬間』を大切にする生き方」を指す。身の回りの出来事や過去、未来に対して評価や判断を一切せず、今この瞬間に意識を向けて受け入れる。すると心が穏やかになり、ストレス軽減や集中力の強化などの効果が得られる。

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⑥仲間や従業員に頼る

経営者は孤独を感じてしまいがちだが、仲間や従業員も立場は違えどチームの一員。トップだけが頑張っていても、組織は良くならない。組織の問題を解決するためには、仲間や従業員に頼ることも必要である。「会社に貢献したい」「もっと良くしたい」と少なからず思ってくれているはずなので、その想いを引き出してモチベーションを高め、組織全体を改善していくのが、経営者の「頼り方」である。

まとめ

今回は、経営者が迷ったときの解決策をご紹介した。さまざまな悩みを抱える経営者。1人で抱え込んでしまい、なかなか悩みから解決されないという人も多いだろう。対等に相談できる人が社内にいなくても、悩みを解決する方法は数多くある。外部の力を頼れば、人に相談して客観的なアドバイスをもらうことも可能だ。1人だけで解決しようとせず、頼れるものは頼ることも経営者には必要である。

2020年6月30日経営者の課題と解決策