必見【経営者が抱える悩み】解決策まとめ

2020年6月30日

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会社の業績や自分自身の失敗、社員の失敗まで、すべての責任を背負う経営者には、日々並々ならぬプレッシャーがのしかかる。対等な立場で相談できる相手も居らず、さまざまな悩みを抱えることもあるだろう。そこで今回は、経営者が抱える悩みとその解決策についてまとめていく。

本記事を読むメリット

  • 慢性的で常に考え続けなければいけない普遍的な経営者の課題に対して具体的な解決策を把握できる

多くの経営者が抱える悩みとは?

大量の業務を抱え、かつ責任を一身に背負う経営者の多くは、さまざまな悩みを抱えている。中でも多いのが、「資金繰り」「人材採用」「相談相手が居ないこと」「意思決定」についてである。ここでは、それぞれの悩みとそれを解決するヒントを紹介する。

①資金繰りの問題

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経営者であれば一度はぶつかるのが、資金繰りの問題。資金繰りがうまくいくかどうかで、企業の先行きが決まると言っても過言ではないくらいの重大な問題である。資金不足は、初期の段階で抜本的な改善が必要だ。厳しくなってから「目の前の支払いだけは何とかする」というのを繰り返していても、自転車操業で状況は改善されない。

根本的に改善するために欠かせないのが、試算表や資金繰り表を作成し、どれだけ儲かっているか、現状でお金は足りているかを常に把握しておくこと。細かい計算をせずにどんぶり勘定で会社のお金を管理していると、資金繰りはどんどん厳しくなってしまう。

また、必要な借金をすることも重要だ。「借金は最後の手段」「できるだけしない方が良い」と考えている経営者も多いかもしれないが、最後の手段として借金を使う頃にはすでに手遅れになっているケースもある。資金繰りが厳しくなる初期の段階で借金をして、運転資金を確保することで、本来の事業に集中できて状況を改善する余裕ができる。

②人材採用の課題

「求人を出してもなかなか応募が集まらない」「採用に予算や時間はあまりかけられない」「せっかく採用が決まっても、内定辞退されてしまった」などといった悩みを抱える経営者も多いだろう。厚生労働省によると、2020年1月の有効求人倍率は1.49倍。求職者1人に対して1.49の求人があり、求職者が仕事を選べる立場だ。つまり、多くの企業では人材不足であることが分かる。

必要な人材を集めて人手不足を解消するには、戦略立てて採用を行うことが大切である。まずは他社との差別化ポイントや企業理念、欲しい人材を明確化し、自社のアピールポイントを把握する。そのうえでペルソナを絞り込み、求人票のテーマを決める。求人票を掲載した後は、分析と改善を繰り返そう。

③そもそも悩み相談相手がいなくて孤独

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経営者には悩みの種が尽きないが、企業のトップという立場から、対等に相談できる悩み相手ができづらい。自社の社員にも相談できず、孤独感を味わう経営者も多いだろう。

社内で悩み相談するのが難しいなら、外部に相談相手を作ることが解決策となる。同じ経営者という立場の知り合いがいればその人に相談するのも良い。いなければ、経営者向けの相談サービスを利用するのもひとつの手だ。以下で相談サービスの具体例を紹介する。

RMS Service Square

楽天市場公式の店舗・企業運営サポートサービス。財務経理・税務申告、リスクマネジメント、事業承継や相続への対策などの悩みに対して、親身に相談にのり解決の糸口を見つけてくれる。悩みによっては、ニーズにあった専門家も紹介してくれる。PLリスクなどの事業リスクを補償する、各種団体保険制度もある。

https://service.rms.rakuten.co.jp/column/detail/28

オールアタックス

常に近くにいる「社長の最良の相談相手」であり続けることをポリシーとした経営者相談サービス。財務に限らず、会社に関する広範囲な悩みに対応し、ベストな解決策を用意する。担当者が解決できない悩みの場合は、その道に詳しい専門家を紹介してもらえる。

https://www.attax.co.jp/

ソリューション

面談を通じて、経営者の悩み相談にのってくれるサービス。面と向かって話せるので、メールや電話では伝わりにくい細かい内容も伝えられる。無料相談も実施しているので、「まずはどんな感じで相談できるのか知りたい」という方も安心だ。

https://solution-hr.com/service/study/guide/01.html

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④意思決定にエネルギーがかかる

会社の代表である経営者は、意思決定を迫られる機会がとても多い。業績、人材採用、社内制度、クレームやトラブル対応など、次から次へと解決すべき課題がやってくる。それらに対して意思決定を繰り返すうちに、エネルギーを消耗してしまう経営者も多いだろう。

経営はスピード感が求められるので、意思決定の際もいかに効率よく取捨選択するか、物事を決めるか、判断力が大切となる。重要な局面でエネルギー不足とならないよう、意思決定にも優先順位をつけるのがおすすめだ。「今夜の夜ご飯はどこで食べるか」などといった、日常のほんの些細な意思決定でもエネルギーは消耗される。重要ではない意思決定にエネルギーを割かないよう、ある程度ルーティーン化するのも効果的である。

まとめ

今回は、経営者が抱える悩みとその解決策について紹介した。経営者の悩みは、社員や家族にも相談できず、経営者にしか分からないものである。しかしどんな悩みでも、打つ手はたくさんある。気持ちに余裕ができると、解決の糸口が見つけやすくなる。最終的な意思決定をするのは自分かもしれないが、同じ立場である経営者の人に相談したり、相談サービスを利用したりして、ひとりで抱え込み過ぎないようにすることが大切だ。

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税理士・公認会計士コメント

上記のように、経営者の悩みはさまざまです。大切なことは今抱えている問題にあまりに入り込み過ぎないことです。視野が狭くなるからです。
もちろん問題を解決するためにはその問題に向き合う必要はありますが、一歩引いて物事を大局的に見た時に解決の糸口が見えてくるものです。
私は会計士ですから偉そうなことは言えませんが、クライアントの経営者からはそんか話をよく聞きます。
私達が経営者の相談相手になることはよくあります。特に解決策を提示しなくても会計士相手に話してみるだけでも自分自身で解決策を見出されることがよくあるようです。

2020年6月30日経営者の課題と解決策