<コロナ禍ではマスト!> オンライン商談ツール比較5選 まとめ
この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。
ここ数年で一気にメジャー化した、ZoomやWherebyなどのWeb会議ツール。これらを活用して、リモートワークやオンライン商談を取り入れている企業も増えてきた。業務の効率化に大きな効果をもたらしてくれるオンライン商談だが、どんなツールを使えばよいのか悩む方も多いだろう。そこでこの記事では、オンライン商談ツールを使うメリットと、おすすめツールをご紹介する。
本記事を読むメリット
- 導入すべきオンライン商談ツールを把握できる
- 効果的なインサイドセールスのやり方も理解できる
目次
オンライン商談ツールを使うメリットとは?
オンライン商談ツールを使うことで、どのようなメリットがあるのだろうか。ここでは代表的なメリットを5つご紹介する。
営業回数と受注数が増加する
オンライン商談は、移動時間を大きく削減できる分、営業活動そのもののスピード感が格段に上がる。場所と時間の制約がなくなって営業回数が増えれば、それだけ受注のチャンスも増える。相手のニーズを察知したり、具体的な改善策を見つけたり、PDCAサイクルを速く回すことができ、受注率の増加につながる。
また、営業にかかる工数が少ない分、従来は切り捨てていたリード顧客以外の顧客ともコミュニケーションを取りやすい。顧客にとっても場所を問わず話を聞けるオンライン商談はハードルが低く、興味をもってもらいやすい。
コスト削減につながる
オンライン商談はコストの削減にも大きな効果をもたらす。職場から商談先への移動費だけでなく、インターネット環境さえ整っていれば職場に行かなくても在宅で商談が可能なので、今までかかっていた移動コストがゼロになる。子育て中で時短業務をしている社員だと、会社次第で在宅勤務に切り替えることも可能になるため、多種多様な働き方にも対応できる。営業回数を増やして少人数で成果が挙げられるため、人件費の削減にもつながる。
遠隔地の顧客を獲得できる
従来の営業方法だと、遠隔地の顧客に対応するか否かの判断は難しかった。移動にかかる時間と費用を考えると、コストを回収できる受注につながるかどうかをよく検討する必要があった。
しかしオンライン商談だと、顧客が遠隔地であっても余計なコストをかけずに商談できるので、新たな顧客獲得につながる。ホームページ等でオンライン対応が可能な旨をアピールしておけば、地方の企業からも問い合わせが見込める。
受注率の高い顧客リストを増やせる
インサイドセールスは営業活動の回転数が高いため、多くの情報が素早く手に入る。その情報を積極的にマーケティングチームにフィードバックすることで、リスティング広告やホワイトペーパーで入手した顧客データのノイズも除去できる。インサイドセールスとマーケティングチームとの連携が強固になるほど、より受注率の高い顧客リストを増やせて、営業活動がさらに効率化できる。
商談履歴が可視化される
履歴を残せるオンライン商談ツールを活用することで、いつ、誰とどのようなやりとりをしたのか商談履歴が可視化される。営業担当が自分の商談を見直せるのはもちろん、管理職の負担を減らせる。フィールドセールスやマーケティングチームにも情報共有しやすくなる。
オンライン商談ツール比較5選 まとめ
さまざまな種類があるオンライン商談ツール。「どれが自社に適しているのか分からない!」とお悩みの方に向けて、おすすめのツールを5つご紹介する。
①zoomミーティング
WEB会議・オンライン会議ツールとして有名なzoomミーティング。デスクトップからモバイルまでさまざまなデバイスに対応しており、高いパフォーマンスと信頼性から多くの人に利用されている。コロナの流行に伴い、学校のオンライン授業等で活用されることも。
HD品質の映像と高音質の音声が特徴で、最大で1,000名までが参加可能。最大49のビデオをスクリーン上に表示できるため、大人数を相手に商談するときにも使える。各自のスクリーンを同時共有することも可能なので、資料の共有もしやすい。Office365やG Suiteと連携して、カレンダーでのスケジュール作成もできる。
【費用】
・基本:無料
・プロ:月額1,679円/1ホスト
・ビジネス:月額2,239円/1ホスト
・企業:月額2,239円/1ホスト
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
②Whereby(ウェアバイ)(旧:appear.in)
Webに慣れていない人でも使いやすい手軽さが魅力のWhereby。WEB会議用のURLを発行すると、そのURLにアクセスするだけで、ログインする手間なくオンライン商談を始められる。Freeプランでは最大人数は4人だが、PROプランでは最大12名が参加することができる。また、無制限で画面共有をすることも可能。スマホアプリも提供されているため、外出先でも接続しやすい。商談内容を録音・録画しておけるので情報共有にも便利。
【費用】
・Freeプラン:無料
・PROプラン:$9.99
・Businessプラン:問い合わせ
③Skype for Business
無料通話とチャット用のコミュニケーションツールとして有名なSkypeにも、ビジネスプランが用意されている。Office365に加入すると利用できる。最大250名まで参加が可能。Skypeを使い慣れている商談相手であれば、チャットルームに招待するとすぐにWeb会議を始められる。Officeアプリとの連携で、共同作業も効率的にできる。カレンダーやアラームからワンタッチで参加することも可能
【費用】
・Office 365 Business PremiumもしくはOffice 365 Business Essentials加入で利用可能
https://www.skype.com/ja/business/
④Mee2box(ミーツボックス)
営業と顧客サポートに特化しているオンライン商談ツール。売上向上のためのノウハウを含めた、ツールトレーニングも提供している。「せっかく導入したけど効果が出ない」という事態も防げる。
PDFやWord・Excel・Powerpointなどの資料共有は、事前にアップロードしておけばワンタッチでできる。特徴的なのが、対象の資料1ページごとにメモとしてトークスクリプトの入力ができる「非公開商談メモ」と、音声通話を自動で文字に起こせる「自動音声議事録」の機能。オンライン商談をよりスムーズにするのに役立ってくれる。
【費用】
・初期費用:98,000円(導入・運用コンサルティング込み)
・1~2アカウント:月額8,250円/アカウント(年間一括払い)、月額9,000円/1アカウント(月々払い)
・3~9アカウント:月額約7,800円/アカウント(年間一括払い)、月額8,500円/1アカウント(月々払い)
・10アカウント以上:月額約7,300円/アカウント(年間一括払い)、月額8,000円/1アカウント(月々払い)
⑤bellFace(ベルフェイス)
どのブラウザからも接続可能で、電話回線を使用するので回線切断が起こりにくい。商談相手の通信環境を心配することなく商談できる。
担当コンサルタントによるロールプレイングや月2回のレポート配信など、充実したサポート体制で運用を支援してくれるのが魅力。また、商談後に相手にアンケートに答えてもらう機能で、営業活動を客観的に分析できる。
【費用】
無制限・同時接続数によって月額料金が異なる「ルームモデル」を採用。
詳細は問い合わせ。
インサイドセールス(オンライン商談)の効果的なやり方とは?
インサイドセールスを効果的に取り入れるには、「連携の強化」が欠かせない。インサイドセールスとフィールドセールスを違う部署が担当する場合は、フィールドセールスに余計な労働を増やさないために些細な事柄でも顧客データを共有する必要がある。またインサイドセールスで得た情報をマーケティングチームと連携して共有することで、より受注率アップを見込める。
自社に合ったオンライン商談ツールで営業を効率化
今回は、オンライン商談ツールを使うメリットと、おすすめツールをご紹介した。今、早急に導入と活用を求められているオンライン商談ツール。たくさんの種類があるオンライン商談ツールには、それぞれ特徴も料金も異なる。この記事を参考に、自社に合ったオンライン商談ツールを見つけて活用しよう。