これだけはやっておきたい【SEO対策の基本】

2020年6月30日

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

webマーケティングをするなら避けては通れないSEO対策。この記事では、SEO対策の基本項目5つと費用感覚についてご紹介する。SEO対策を無料診断してくれるサービスもあるので、SEO対策で悩んでいる方はぜひ参考にしてほしい。

本記事を読むメリット

  • webマーケティングの一貫であるSEO対策の基本が理解できる

SEO対策とは?

SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字をとった略称。GoogleやYahoo!JAPANといった検索エンジンで自社のWebサイトを上位表示させたりより多く露出させたりして、集客を狙う。

例えば東京で居酒屋を探していて「東京 居酒屋」と検索したとき、目にとまりやすいのは上位の記事であるはずだ。2ページ目、3ページ目までしっかり読み込む人は少ないだろう。上位に表示させることで、広告費用をかけなくても検索エンジンからたくさんのアクセスを集めることができる。

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SEO対策基本5選

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SEO対策を始めたいが、「何から取り組めばよいのか分からない」という方も多いだろう。そこでここでは、まず取り組みたい基本の対策を5つご紹介する。

①Googleの3つの評価基準「E-A-T」を理解する

検索エンジンの主流であるGoogleで上位に表示されるためには、ユーザーに対して価値のある良質なコンテンツであるとGoogleに評価されなければならない。そのための重要な評価基準となるのが「E-A-T」だ。

「E-A-T」は、以下の3つの評価基準の頭文字である。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

Expertise(専門性)

テーマが統一されており、深く価値を得られる高品質なコンテンツであること。特に医療や医薬、金融など、健康的な生活に大きな影響を与える可能性があるジャンルでは、専門性が重視される。

Authoritativeness(権威性)

そのジャンルにおいて精通している人から評価されているコンテンツであること。

Trustworthiness(信頼性)

オリジナル性が高く、専門家としての認知や信頼性が得られていること。コピーや模倣されたコンテンツではない、質の高いコンテンツが求められる。

②ユーザーの求める情報を提供する

Googleの評価基準を満たしていても、そもそもユーザーの求める情報でなければ良いコンテンツとは言えない。コンテンツを作成する際には、「ユーザーはなぜ検索するのか」「どのような情報を求めているのか」を綿密に考える必要がある。

ユーザーの検索意図を探るためには、ペルソナを明確に定めることが重要だ。ペルソナとは、想定する顧客像のことである。年齢、家族構成、口癖、趣味など、細かい部分まで設定することでユーザーの悩みをイメージしやすくなる。

狙うキーワードですでに上位に上がっている記事を参考にすることも有効。現在上位に上がっている記事は、ユーザーの求めている情報に近いということなので、それらの情報を網羅した上でオリジナリティを出せばより良いコンテンツを作ることができる。しかし、重複コンテンツにならないようには要注意。検索順位の大幅下落、インデックス削除などの重いペナルティが課せられることもある。

③ユーザビリティが高いコンテンツにする

Webサイトに限らず、今やさまざまな分野で重視されるようになった「ユーザビリティ」。使いやすさや読みやすさを考慮して、ユーザビリティが高いコンテンツにすることはSEO対策においてとても有効である。

どれだけ内容の良いコンテンツでもユーザビリティが低ければ、読んでいる内にストレスを感じてしまい、ユーザーに完読されなくなってしまう。せっかく興味を持ってくれたユーザーを逃さないためにも、ユーザビリティは考慮したい。

具体的には以下の点に気をつけてみてほしい。

  • リンク切れを無くす
  • 簡潔なURL名にする
  • ページの表示速度を早める
  • スマホ対応する
  • 文章だけでなく図や写真も挿入する
  • 広告を減らす

④質の高いコンテンツを増やす

SEO対策では、コンテンツ数は多いほうが有利になる。テーマに関連するトピックを幅広く網羅することで、より多くのユーザーの悩みを解決することができる。

文字数は、最低でも1000字前後はあった方が内容の濃いコンテンツと認識されやすくなる。統計的に見ると文字数が多いほうが上位表示されやすいが、無駄な文章を増やしてもユーザーにとっては必要な情報にたどり着きづらくなるだけだ。質は保った上でコンテンツを増やしていくことが大切だ。

コンテンツを増やすためには、まずは箱となるWebサイトが必要不可欠である。企業の公式Webサイトは「コーポレートサイト」と呼ばれ、企業の顔となる重要な存在だ。Webサイト制作については、こちらで詳しく解説している。

⑤内部リンクを最適化する

Google検索エンジンでは「Googleクローラー」と呼ばれるプログラムが定期的にWebページを巡回し、サイトの新しいページや更新された箇所などの情報を収集して、データベースに登録している。上位表示されるには、このクローラーに効率よくページを巡回(クロール)してもらう必要がある。

そのために有効なのが、内部リンクの最適化である。内部リンクを適切に設置することで、コンテンツのテーマ性を関連付け、クローラーに評価されやすくなる。

またユーザーにとっても必要な情報のあるページへ移動しやすくなる、例えば、前編・後編に分けたコンテンツがあったとする。前編を読んだ後、「さあ続きを読もう」と思ったのに、後編のページがどこにあるか分かりづらかったとしたら……。ユーザーは、わざわざ探すのが面倒になって読むのを諦めてしまうだろう。内部リンクがあることで、ストレスなく情報を閲覧できる。

また内部被リンク数の多いページは重要なページであると認識されるので、特に見てほしいサービス紹介ページなどにユーザーを誘導しやすくなる。このときリンクテキストは定型化せず、できるだけユニークにすることでより効果を発揮できる。

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SEO対策依頼 費用感は?

サイト企画からコンテンツ作成までの全てを見てもらう「SEOコンサルティング」だと、月額固定費用型で10〜50万円/月が目安だ。調査、分析、企画、コンテンツの作成指示、ライティング指示・指導など、その業務内容は多岐にわたり、大規模サイトの場合は100万円を超えることもある。

SEO効果を狙ったサイトをスムーズに立ち上げるサポートをする「SEOサイト設計コンサルティング」だと、一括支払い型で10万円〜100万円以上が目安だ。

記事の作成によるアクセスアップを狙う「コンテンツSEO 」には一括支払い型と月額固定費用型があり、記事本数×記事単価で数千円〜10万円と費用が変動する。

「手っ取り早く順位を上げたい」という方は、リスクもあるが「内部SEO対策」「外部SEO対策」のみを依頼することもできる。目安は10万円〜20万円。成功報酬型の外部SEO対策だと、月に100万以上かかることもある。

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SEO対策無料ツール

SEO対策に初めて取り組むなら、外部に依頼した方がいち早く効果を出しやすいだろう。しかし決して安い費用ではないので、躊躇する方も多いはず。そこでまずは、SEO対策を無料で診断してくれるサービスを利用してみてほしい。総合的にサイトのSEO状況が診断できるサービスを活用することで、分析結果を参考にしながらさらにユーザーに届きやすいコンテンツ作りを行える。

無料で使えるサービスには以下のようなものがある。

itomakihitode.jp
http://itomakihitode.jp/

SEOTOOLS
http://www.seotools.jp/

SEOチェキ
https://seocheki.net/

SEOピッシュ
http://www.seopitshu.jp/seotool/

超高機能次世代無料SEOtools
http://www.seojapan.co.jp/seotool/

まとめ

今回は、SEO対策の基本項目5つと費用感覚についてご紹介した。企画、コンテンツ作成、検証など、SEO対策には地道な作業が多い。しかしサービスや商品をより多くのユーザーに届けるためには、とても有効な施策である。この記事を参考にして、SEO対策に取り組んでみてほしい。


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