創業初期から導入すべきwebマーケティングとは?

2020年6月30日

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

WebサイトやWebサービスなど、インターネットを用いて行われるマーケティング全般を指す「Webマーケティング」。一言にいっても、その施策はさまざま。創業初期においてどのように導入したら効果を上げられるか、悩んでいる方も多いのでは。

そこでこの記事では、創業初期の経営者の方に向けて、初期から導入すべきwebマーケティングツールやその種類・webマーケティングコンサルの活用方法まで網羅的に解説していく。

本記事を読むメリット

  • 経営者なら抑えておきたいwebマーケティングを網羅できる
  • 無料で始められるマーケティング施策を把握できる

創業初期から導入すべきwebマーケティングとは?

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創業初期の企業は、まずは認知度を上げることが大切である。そこで役に立つのがWebマーケティング。ここでは、創業初期から導入すべきWebマーケティングのポイントについてご紹介する。

集客対象を絞り込む

Webマーケティングでまず重要なことは、集客対象を絞り込むこと。ただやみくもにやってたくさんの人から見てもらえても、見込み客から程遠い層であれば収益にはつながりにくい。自分たちの商品やサービスを利用してもらいたいのはどんなユーザーかを考える。

以下のような内容まで、細かく想定しよう。

  • 年齢や性別、年収や家族構成などの基本情報
  • インターネットの使い方
  • 解決したい不安や悩み
  • 商品を購入する動機

集客方法を絞り込む

集客対象を絞り込めたら、Webマーケティングにおいて優先して取り組むべきメディアやコンテンツが見えてくる。Webマーケティングで成果を上げるためには、全体を俯瞰しながら常に細部をチェックして、やらなければいけないことがたくさんある。だからこそどういう方法でアプローチをするか、優先順位をつけて効率的に運用していくことが大切だ。

若い世代であればInstagramに力を入れたり、年齢層が高めであればメルマガに力を入れたり……。売り込みたい商品、サービスによっても適切な集客方法は異なる。自社の目的に合った集客方法を絞り込もう。

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代表的なwebマーケティング施策 5選

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では、Webマーケティングには具体的にどのような施策があるのだろうか。ここでは、代表的なものを5つご紹介する。

SEO

SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略。GoogleやYahoo!JAPANといった検索エンジンで自社の記事を上位に表示させ、集客する施策だ。

例えば東京でおすすめのカフェが知りたくて「東京 カフェ」と検索したとする。ユーザーの目に止まりやすいのは、上位にあるページだろう。よほど情報を求めている人じゃないと、2ページ目、3ページ目までは読み込まない。

逆に言えば上位に表示さえできれば、広告費用をかけなくても検索エンジンからたくさんのアクセスを集めることができる。狙ったワードでどのように上位表示するのか、考えながらサイトを作っていく必要がある。

リスティング広告

リスティング広告は、Google広告・Yahoo!プロモーション広告などのことを指す。近年注目を集めているYouTube広告もリスティング広告の1つ。

最も有名なものだと、検索エンジンでキーワードを検索した際にでてくる「広告」がリスティング広告だ。SEOよりも上部に表示されるため、アクセスを集めやすい。

また、サイトのサイドバーに表示されるディスプレイ広告もリスティング広告の一つ。入札単価を設定することでキーワード毎に入札が行われ、他の広告主とのオークションで掲載順位が決まる。

SNS(ソーシャルメディア)

SNSで自社の公式アカウントを作成して運用することで、認知が高まりユーザーとのコミュニケーションが可能になる。SNSは若者の情報収集ツールであり、SNSしか見ない層にとってはとても効果的。

また、Twitter・Facebook・instagramに配信できるSNS広告もある。運営会社が同じFacebookとinstagramは、1つの管理画面から両方に配信することが可能である。広告がシェアされた後の2次拡散には費用が発生しないため、バズが起きれば格安で大きな効果を期待できる。

 メルマガ(メールマガジン)

メルマガとは、登録してくれたユーザーに対して、定期的に一斉に同じ情報を発信し、商品やサービスの購入・申込みを促す施策。インターネットが普及してメルマガの効果が注目されてから、企業がメルマガを発行するのは当たり前になった。

時代の変化とともにLINEやSNS中心の施策が目立ってはきたが、今でもメルマガが有効な施策の一つである。無料で配信できるので、他の広告よりもリーズナブルに利用できる。リストをいかに集めるかが課題だ。

バナー広告

バナー広告とは、特定のWebメディアにバナーを貼って、ユーザーをLPに呼び込む広告のこと。「ディスプレイ広告」「アドネットワーク広告」などと呼ばれることもある。GoogleとYahooだけでなく、CriteoやLogicadなど様々な媒体がある。デザインや構成に工夫をこらすことで、ユーザーの目に止まり、購入意欲を高められる。

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webマーケティングコンサルの活用も考える

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Webマーケティングの効果を最大限に引き出すためには、専門知識が必要となる。今やどの企業も担当部署をつくるなど、Webマーケティングに力を入れている時代。社内だけで戦略を立てるのは難しいこともあるだろう。

担当できる人材がいなかったり、人手が少なかったりする企業は、Webマーケティングコンサルを活用したほうが効率的に進められるケースも多い。現状の課題や目標、改善する目的などを洗い出しておけば、どの施策をどのように進めていくか、具体的にアドバイスしてもらえる。

無料で始められるwebマーケティング施策とは

創業初期は何かとお金がかかるもの。Webマーケティングに多額の資金はさけないこともあるだろう。そこでここでは、無料で始められるWebマーケティングの施策をご紹介する。

LINE公式アカウント

人々の暮らしに欠かせないコミュニケーションツールであるLINE。LINE公式アカウントをつくると、登録してくれているLINEユーザーに一斉にメッセージを送ることができる。メルマガと似たような施策だが、若い世代だとメールよりもLINEの方が身近な存在なので、開封率が高くなる。BtoBよりBtoCの企業が活用しやすい媒体である。

個別のやりとりも可能なので、問い合わせや予約などにも即座に対応できて、ユーザーからの評価の向上が期待できる。

SNS

TwitterやInstagram、Facebookなどは、無料でアカウントをつくれるので、初期コストがかからない。運用次第では、企業アカウントでもたくさんのファンを獲得することができる。Webマーケティングの目的や対象ユーザーに合わせて、どのSNSを活用するか検討しよう。

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Webマーケティングを活用して集客しよう

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今回は、創業初期の経営者の方に向けて、初期から導入すべきwebマーケティングツールやその種類・webマーケティングコンサルの活用方法まで網羅的に解説した。創業初期だからこそ、認知度を上げるための施策が必要となる。無料で始められるWebマーケティングで、集客効果を狙おう。

自社で効果を出すのが難しそうなら、コンサルを活用して収益アップを狙うのもひとつの手。どちらにせよ地道な継続が大切なので、すぐに結果が出なくてもトライ&エラーを繰り返しながら続けてみてほしい。

2020年6月30日経営のオンライン化