俺は他とは違う?起業したい大学生が今すぐやるべきこと

2020年9月6日

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

近年増えてきている大学生での起業。学生ならではの強みを活かした大学生起業家の活躍を目にして、「自分も起業したい」と意気込む学生も多いのではないだろうか。今回は、起業したいと考えている大学生に向けて今すぐやるべきことを具体的にまとめた。また、その他の起業の際の課題になってくることに関しても網羅的に紹介する。

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起業したいと思う大学生は増えてきている

大学生での起業はメリットが多く、起業したいと考えている学生は増えてきている。社会人の起業に比べると、大学生は時間もお金もより事業にコミットできる。学生起業は「アルバイトと同程度の給料でもなんとかなる」という方も多いだろう。その分広告費用や外注費、採用などさまざまな用途に多くお金を使える。その結果、事業をより早く成長させられる。また、学生のうちであれば優秀な協力者も集めやすい。これらのメリットを活かして、大学生のうちに起業を検討する方は多い。

IT系での成功者はほぼ学生時代からの起業家

IT系で学生時代から起業し、成功している起業家は多い。例えばソフトウェアを開発・販売する会社として世界的に有名な「マイクロソフト」の創業者、ビル・ゲイツ氏。世界長者番付で13年連続世界1位に選ばれており、世界一成功した起業家と言っても過言ではない。ビル・ゲイツ氏は、高校時代から友人とともに起業を経験。その後ハーバード大学に入学し、休学中にマイクロソフトを設立した。

日本の事例だと、旅行・観光・おでかけに関するアプリを提供する株式会社trippiece(トリッピース)を中央大学在学中に設立した石田言行氏。また、オンラインプログラミング学習サービスの開発・運営を行う株式会社Progateの創業者である加藤將倫氏も、東京大学在学中に起業して大きな成功をおさめた。

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起業したいと思ったら今すぐにやるべきこと

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起業したいと思っていても、何から始めたら良いのか分からない人も多いだろう。そこでここでは、起業したいと思ったら今すぐにやるべきことを紹介する。

①稼げる業界のスキルを身に着ける

ビジネスで成功するためには、まず市場選定が重要である。稼げない市場でいくら頑張っても、結果を出すのは難しい。縮小傾向にある市場は、すでにある会社同士で小さいパイを奪い合っている状態なので、その競争に参加するのは得策ではない。伸びている市場を選び、その業界で稼ぐためのスキルを身に着けよう。

②起業のビジネススクールに行ってみる

起業する上でその業界のスキルを身に着けることは必須だが、スキルだけでは事業を成功させられない。会社に属さず自分で事業をするということは、経営や資金繰りなど、さまざまな知識が必要だ。起業に必要な知識を網羅的に学ぶためには、起業のビジネススクールに行ってみると良い。働き方の多様化により起業を志す若者が増え、さまざまな起業のビジネススクールがある。スクールに通って起業のはじめの一歩が分かれば、行動のハードルが下がる。

③経営者に弟子入りする 

より実践的なスキルを最短で身に着けるなら、実際に起業している経営者のもとで学ぶのが一番手っ取り早い。さまざまな業界で活躍する経営者が、SNSなどで「カバン持ち」を募集していることもある。直接連絡をとり、弟子入りするパターンもある。そばで仕事ぶりを見ることで、多くのことを学べるはずだ。

④とりあえず起業してみる

悩み過ぎて動けなくなるタイプの人は、難しく考えずとりあえず起業してみるのもひとつの手だ。小さくで良いから、手を動かしてみる。軌道修正は手を動かしながらでもできるので、悩み過ぎてしまうタイプは起業してみてから悩むのがおすすめだ。

まずは行動しよう

起業を成功させるには、まずは小さくても行動することが大切だ。ビジネスにおいて重要視される手法に「PDCAサイクル」というものがある。計画を練る(Plan)→実行(Do)→評価(Cheak)→軌道修正(Action)というサイクルだ。これらを短いスパンでどんどん回していくことで、ビジネスの精度を短期間で高められる。行動せずに頭の中で構想を練っているのは、「Plan」で足が止まっている状態。「Do」に進まなければ、ビジネスは成長しない。悩む前に、まずは手を動かして行動してみよう。

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なぜ起業したいのかを一度明確化しておこう

起業する前にやっておきたいのが、「なぜ起業したいのか」を明確にすること。起業は目的ではなく、働き方のひとつの選択肢に過ぎない。起業そのものに夢を見すぎると、いざ起業したときに「こんなはずじゃなかった」と現実とのギャップを感じて挫折してしまいがち。「会社に属さず稼げるスキルを身に着けたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」「こういうビジネスをしたい」など、起業したい理由を自分の言葉でなるべく具体的にしておこう。

起業の先にある目標を明確化しておく

起業で成功するには、起業をしたい理由だけでなく、起業した先にある目標も明確にしておくと良い。目標が漠然としていると、起業した後にどう進んでいけば良いか迷ってしまうこともある。明確な目標があれば、それを達成する為に何をしなければ行けないか道筋が具体的に立てられる。大きな目標を持つことも大切だが、あまりに現状から遠すぎると何から手を付けて良いのか分からなくなりがち。大きな目標と共に、頑張れば達成できそうな「中目標」も立てておくと良い。

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アイデアだけがない場合

起業をするには、ゼロからアイデアを生み出さなければならないと思っている方は多い。確かにひとつのアイデアから事業を発展させ、成功した起業家もいる。しかし起業を成功させるために、アイデアは必ずしも必要ではない。

例えば世界的に有名なパソコンメーカーのヒューレット・パッカードは、当初からパソコンを作ることを目的にしていたわけではなかった。とにかくお金になるものを模索した結果パソコンに辿り着き、特にアイデアもなく起業した結果が今に繋がっている。

ゼロベースからアイデアが浮かばなければ、既存のサービスを組み合わせて新しいアイデアを生み出すのもひとつの手だ。既存のサービスでも、売り方次第では可能性が広がる。

アイデアが出ない場合の対策について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてほしい。

起業仲間を集めよう

起業すると、事業だけでなくそれに付随するバックオフィス業務も必要となる。1人だけで全てをこなすのは大変なので、起業仲間を集めよう。信頼できる仲間のサポートがあることで、スピード感を持ってビジネスを発展させやすくなる。また、仲間がいると視野も広がりやすい。起業仲間募集系のwebサイトやSNS、知り合いのつてなどを活用して、起業仲間を見つけよう。

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まとめ

今回は、起業したいと考えている大学生に向けて、今すぐやるべきことと起業の際の課題を網羅的に紹介した。時間もお金も事業にコミットしやすい大学生の起業は、大きな成功をおさめている先輩も多い。簡単なことではないが、その分やりがいも大きいだろう。学生ならではの行動力を活かして、起業への一歩を踏み出してみてほしい。

実際に起業する際の手続きについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてほしい。

2020年9月6日起業準備