主婦だって起業したい?【主婦向け起業ビジネス】3選

2020年9月6日

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

家事や子育てに毎日忙しい主婦。起業に憧れはあるものの、諦めている方も多いのではないだろうか。しかし、主婦でも起業することは十分可能だ。そこでこの記事では、主婦を取り巻く起業の市場感から、今一番おすすめ出来る主婦向け起業ビジネスとその理由、起業の際の注意点などを網羅的に解説していく。

本記事を読むメリット

  • 主婦の強みを生かした起業ビジネスが分かる

主婦の起業は増えている?

専業主婦でも、「働きたい」という願望を持っている人は少なくないだろう。産休や育休制度もあるが、会社によっては使えなかったり待機児童問題があったりして、今の日本で主婦が会社で働き続けるのはそうたやすいことではない。そこで「何らかの方法で社会と関わりたい」「家計の助けにしたい」といった主婦の選択肢の一つとして注目されているのが、起業だ。

ネット社会の今、起業に関する情報は誰でも簡単に入手できるようになった。かつてはハードルが高そうに思えた起業だが、今では「やるかやらないか」の違いだけである。働き方の多様化に伴い、インターネットや動画コンテンツ、SNSなど在宅でできるビジネスも増えた。こうした背景から、実際に起業する主婦も増えてきている。

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主婦であることを強みに起業出来る

「主婦業をしながら起業もするのは大変そう」と思うかもしれないが、主婦だからこその強みを活かして成功している起業家も多い。ここでは起業する上での主婦の強みについて詳しく紹介していく。

さまざまな角度からの視点を持っている

主婦には、女性としてはもちろん、母、妻などさまざまな角度からの視点を持っている。このような多方面から物事を考えられる力が、ビジネスでは必要不可欠だ。さまざまな立場を想定して女性ならではのビジネスを発想しやすいため、ターゲット層の母数が大きくなり、成功確率を上げられる。

同じ主婦からの共感を得やすい

主婦の起業は、同じ主婦からの共感を得やすいのが大きなメリットだ。ビジネスは同じ立場の人の悩みを解決することを意識してサービスをつくると成功しやすい。立場が同じだと、なかなか気付けないような些細な悩みにフォーカスを当てることができる。例えば、主婦が家事代行サービスの会社を起こした例などがある。

また、多くの主婦が抱いている「働きたい」という希望を実現することで、その価値観に共感した女性に支持されやすい。

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主婦向け起業ビジネス 3選

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主婦が活躍できるビジネスにはどのようなものがあるのか。ここでは、主婦向け起業ビジネスを3つ厳選してご紹介する。

①結婚・婚活コンサル

「起業に活かせるような経験なんて何もない」と思っている方でも、主婦なら誰もが持っている経験が「結婚」だ。結婚を活かしたビジネスが、結婚・婚活コンサル。近年では少子化や晩婚化が大きな社会問題となっており、婚活ビジネス市場は盛り上がっている。国や自治体の後押しも期待できるため、この流れに乗って参入しやすい。結婚相談所や婚活パーティーの開催など、幅広く活躍の場がある。

結婚・婚活コンサルについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてほしい。

②ネイルサロン開業

ネイルサロンは、プロや法人として行っている競合も多い。そのためきちんとした戦略が必要だが、固定客を掴むことができれば大きな収入を見込める。自宅での開業なら、家事や育児をしながらでも続けやすい。例えば子育て主婦をターゲットとして、子ども連れでも安心して施術を受けられる環境を整えるなど、主婦ならではの視点を活かしたサービス設計で差別化を図れる。

ネイルサロン開業について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてほしい。

③デリバリー限定ランチ

料理好きな主婦におすすめなビジネスが、デリバリー限定ランチ。デリバリー限定にすることで、注文を受けた分だけ作れるのでロスが少なくて済む。またお店でお客さんを待たなくても、家で他のことをしながら注文が入るのを待てるので、空いた時間を家事や他の事業に割ける。

料理を提供するためには営業許可のあるキッチンが必要だが、最近では飲食店営業許可のついたレンタルキッチンも増えてきているので、飲食店でプチ起業するハードルは下がっている。知り合いで飲食店を経営している人がいるなら、空き時間に「間借り」をするのもひとつの手だ。

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副業感覚から始めるのがおすすめ

時間や働ける場所に制約のある主婦は、いきなり本業でしっかり稼ごうと思ってもハードルが高い。主婦の起業で最も難しいのは、続けること。「長く細く」続けて、自分にとって継続しやすいスタイルを確立する意識が大切だ。そのためには無理して収益を上げようとせず、副業感覚から始めるのがおすすめ。足りない分はパートやアルバイトでも収入を得ながら、じっくり事業を育てていき収益を上げよう。

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固定費がかかるものはなるべく避ける

固定費がかかるものはなるべく避けることで、起業の失敗リスクを抑えられる。人件費や家賃、電気、ガス、水道など、固定費が高いビジネスは万が一上手くいかなかったときにどんどん借金だけが膨らんでしまう。固定費がかからなければ、利益が出なくてもマイナスにはならない。じっくり事業を育てていきたい主婦の起業は、いかに固定費を抑えられるかが重要となる。

サービスや広告、情報など、形のない「無形商材」を扱ったビジネスを選ぶのも良い。固定費を抑えられるのはもちろん、実際の物を扱わないため利益率が高く、高年収にもつながりやすい。

スキルを身に付けるなどの準備が大切

起業を成功させるには、準備を念入りに行うことが大切だ。まずは起業の目的を明確にする。起業は目的ではなく、働き方のひとつの選択肢に過ぎない。「収入源を増やしたい」「自分の好きなことを仕事にしたい」など、起業をした末に自分が何をしたいのかを準備の段階で明確にしておこう。

また、ビジネスに必要なスキルを身に着けておくことも大切。何のスキルもないまま、想いだけでいきなり稼ぐのは難しい。オンライン講座や参考書などスキルを身に着ける手段はたくさんあるため、自分に合った方法を選ぼう。

家族との相談や協力は不可欠

主婦の起業は、家族からの理解、協力を得られなければ続けていくのは難しい。特に今まで専業主婦だったなら、起業することで自分の生活だけでなく家族の生活も一変する。家事をどのように分担するか、夫の扶養から外れるか否か、よく話し合って決める必要がある。

まとめ

今回は、主婦を取り巻く起業の市場感から、今一番おすすめ出来る主婦向け起業ビジネスとその理由、起業の際の注意点などを解説した。主婦に限らず、起業して成功するのは簡単なことではない。主婦ならではの目線を活かせたり自分でペースを作れたりと、むしろ主婦だからこそ「起業」という働き方が向いている面もある。今回の記事を参考に、どんなスタイルで働いて何をしたいか、自分ならではの起業について考えてみてほしい。

実際に起業をする際の手続きは、以下の記事で詳しく解説している。

2020年9月6日起業準備