ネイルサロン開業資金はいくら必要?必要な備品とお金を細かく紹介!

2020年12月18日

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ネイルサロンは気軽に開業ができると女性に人気がある起業の1つ。

しかし、気軽に開業ができるにも開業資金は必要だ。

ご自身の貯蓄額で開業ができるのか、借入金をして開業をしたらいいのか。

一つの目安になるようにネイルサロンを開業するのに概算の金額をご紹介とネイルサロンに必要なものをご紹介。

ネイルサロン開業にかかる2つの資金とは?

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ネイルサロンを開業するにあたり、調べると「開業資金」と「運転資金」の言葉が出てくる。

開業資金と運転資金の2種類が必要になるが、開業資金と運転資金はどのように違うのか、詳しい内訳を紹介。

開業資金とは?

開業するに当たり、必要なものに支払うお金のこと。

例えば、店舗などを借りる場合にかかる「物件取得費」や「備品」や「設備」にかかる費用、家具などを購入するときにかかるお金は全てを称して開業資金と呼ぶ。

運転資金とは?

運転資金は、人件費や店舗を借りているときに発生する家賃、開業資金などを借り入れたときの借入金も運転資金となる。

ネイルサロンを開業してから、すぐに黒字に転じることは難しいので、売上の3ヶ月分が手元にあることが理想だ。

物件にかかる費用の1つ物件取得費

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ネイルサロンを開業するにあたり、「どこ」で開業するかで物件取得費が大きくかわる。

ネイルサロンの開業場所として、

1.店舗を借りる場合

2.マンションなどの部屋を借りる場合

3.自宅の場合

3つのパターンに分かれる。

また、店舗を借りるのか、マンションなどの一室を借りネイルサロンを開業するかで物件取得費の金額も変わってくる。

店舗を借りる場合

店舗を借りる場合に、必要なお金は以下である。

・保証金(敷金)・・家賃6ヶ月分程

・仲介手数料・・家賃1ヶ月分

・保証委託料・・家賃1ヶ月分

注意)保証委託料は、保証会社により保証が異なり、家賃0.5ヶ月分や0.8ヶ月分の保証会社もある。

例えば、家賃10万円の店舗を借りた場合、

保証金・・60万円

仲介手数料・・10万円

保証委託料・:10万円

合計・・・80万円

物件取得費だけでも、100万円近く必要になる。

マンションの場合

マンションなどの一室でネイルサロンを開業する場合、

・敷金・・家賃1ヶ月分程

・礼金・・家賃1ヶ月分程

・仲介手数料・・家賃1ヶ月分程

注意)必ず「事業」ができる物件が確認が必要!

事業不可の物件で、事業を行うことは契約違反になる。

例えば、家賃5万円のマンションの一室を借り、開業する場合、

・敷金・・5万円

・礼金・・5万円

・仲介手数料・・5万円

合計・・・25万円

店舗を借りるより、金額を抑えることがきるが、事業化の物件探しに苦労する人が多い。

自宅の場合

自宅で開業する場合にかかる物件取得費はゼロだ。

住んでいる物件でネイルサロンを開業することで、開業資金を抑えられ、気軽に開業できることで人気である。

賃貸物件の集合住宅に住んでいる方は、事業ができる契約物件必ず契約書などで、確認が必要だ。

物件の内装にかかる内装費用

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ネイルサロンをおしゃれな雰囲気や癒やしの雰囲気など、内装をこだわる人が多い。

また、物件によっては内装の自由度も変わり、ご自分がこだわって好みの内装をおしゃれに変えることができ、おしゃれなネイルサロンを作ることも可能だ。

店舗用物件の場合

店舗用物件の場合、内装を自由に改装ができるうえ、広さも確保ができる。

店舗用物件は「居抜き物件」と「スケルトン物件」と2種類ある。

居抜き物件

前入居者が使用していた、壁や床などをそのまま残した状態の物件。

前入居者の内装をそのまま利用することができ、内装費を節約することができる。

スケルトン物件

壁や床、トイレなど一切なくないそうだけでなく、お店を一から作る物件になる。

内装工事打鍵でなく、配線工事や水道管の配管工事なども必要になり大掛かりな工事が必要になるうえ、内装費が約200万円必要になるケースもある。

スケルトン物件は、返却する場合もスケルトンの状態に戻さなければならない。

マンションの場合

賃貸マンションなどの部屋を借りる場合は、部屋の内装を変えることができない。

もとろん、壁や床は変更ができないが、変更可の物件は敷金などが高くかかるケースがあり、物件取得費の費用が増える。

自宅の場合

自宅を利用する場合は、自由度が高まる。

開業資金の予算に合わせて、内装を変える方法や部屋の雰囲気を自分の好きなテーマに変える方法ができる。

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ネイルサロンを開業に必ず必要なもの~原料や備品~

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ネイルサロンの開業場所を決めると、次は必要な材料や備品を揃える必要がある。

開業資金を抑えたい方や限られたスペースで開業するなどさまざまな事情がある。

そこで、最低限必要な原料や備品を紹介。

施術に必要な道具や材料

施術に必要な道具や材料は次のとおりだ。

・ネイルカラーケア用品

・ジェル用品

・アート用品

・ネイル施術用の道具一式

・施術用ライト、UVライト

・タオル類やペーパーなどの消耗品類

ネイルサロンをかいぎょうするにあたり、取り扱うネイル(ポリッシュやジェル、スカルプなど)で、必要な材料や道具が変わってくる。

オールマイティーのネイルサロンを開業する場合は、約50万円が商材費に必要だ。

開業資金を抑えたい方は、ネイル施術用の道具は、独立前に買い揃えておくと資金を抑えることができる。

施術を行うのに必ず必要な家具

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ネイルサロンに必要なアグは、店舗の広さによって費用が変わってくる。

インテリアに統一感をもたせたい。

ご自身の中にあるコンセプトに沿った部屋にしたい。

こだわったネイルサロンにしたいが、家具はなにが必要なのか。

施術を行うのに必要な家具は、下記のとおりだ。

・ネイル施術用机や椅子

・道具を置くためのワゴン

・ウェイティングスペースのソファやテーブル

・物販や商材用の陳列棚

ネイルサロンの広さにより金額に差が出てくるが、限られたスペースで開業する場合は、必要最低限のものならば、5万円から購入できる。

また、テナント物件など店舗を借り広さがある場合でも50万円程度で十分揃えられる。

その他の備品や設備

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施術の商材や家具、備品だけではなく、売上の管理やお金の管理など行うために必要なものが次のとおりだ。

・レジ・決済端末機

・電話機

・パソコン

・お客様が快適に過ごせるグッズ

レジや決済端末機は、現金のみの取り扱いなのか、キャッシュレス決済に対応するかで必要なものが変わる。

電話機は、ご自身が利用しているスマホや携帯電話を利用することでわざわざ購入する必要はない。

ネイル施術には、時間がかかるため施術中にお客様が快適に過ごせるグッズを揃えておくこともサービスを充実させる一環である。

ネイルサロン開業に必要な資金~その他の費用~

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ネイルサロンを開業するために、店舗に必要なモノを揃えることも大事だが、集客や雇用するスタッフなどのことを考える必要がある。

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集客を外部に任せる場合の宣伝広告

集客は自身でできるが、その時間を確保することができるか、考える必要がある。

経営を全て1人で行う必要があるため、集客についても1人でできるのか。

もし、集客など苦手意識を感じたら、外部に任せることもひとつの手だ。

費用はかかるが、ネイルサロン継続のための初期投資として考え、宣伝広告をお願いする人も多い。

ネイリストなどを雇う場合にかかる求人費用

店舗の規模によっては、施術や受付を全て1人で対応が難しい場合、スタッフを雇わなければならない場合は、求人広告を出す費用がかかる。

求人サイトに広告を出す場合の費用は、「固定掲載費用」と「成果報酬費用」の2種類がある。

固定掲載費用・・・約3~5万円

成果報酬費用・・・採用人数により変動するが、だいたい12万円程度

万が一に備えの保険

ネイル施術中にお客様の大事な爪や指などに怪我を負わせた。など、万が一のトラブルに備える必要がある。

絶対ではないが、お客様とトラブルになったときに対応してもらえる会社などがあると、心強い。

当面の運転資金とご自身の生活費

開業直後にネイルサロンの売上が黒字になることは、本当に難しい。

開業したら赤字を覚悟するぐらいの気持ちで心構え、お金も数ヶ月は赤字になると考え資金計画を立てる。

開業資金は、ネイルサロンに必要なものなどの購入だけではなく、当面のあいだ(目安として3ヶ月分)の運転資金やご自身の生活費を含ませるか。

貯蓄で生活費を賄うのか、開業資金から捻出させるか資金計画と一緒に考えておくと安心だ。

まとめ:ネイルサロンの開業資金はしっかりと準備しよう

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ネイルサロン開業に必要な開業資金は、物件によるが30万円から開業することも可能だ。

少ない開業資金で、売上が伸びてから店舗を大きく持つこともできる。

ご自身に無理なく、余裕を持った資金計画がネイルサロン開業の成功の道になる。

監修税理士・公認会計士からのコメント

ネイルサロンはどこで開業するかによって必要な資金は大きく変わりますが、自宅で開業をすれば安く抑えることが可能です。当面の生活に必要な資金などもしっかりと確保して、開業後も節税対策を忘れないようにしましょう。

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2020年12月18日起業準備

Posted by taxtech-editor