スタートアップ企業におすすめの資金調達方法とは?メリットやデメリットも詳しく解説

2020年12月15日

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スタートアップ企業にとって一番重要なのは「資金調達の方法」である。

金融機関からの融資という方法もあるが、創業間もないこともあり、審査が降りにくいのが難点だ。

そこで今回はスタートアップ企業の資金調達について、以下の3つを紹介する。

・スタートアップにおすすめの資金調達方法

・資金調達の前に注意したいポイント

・資金調達を成功させる方法

スタートアップ企業の資金調達方法を知りたい方はぜひ参考にして欲しい。

スタートアップ企業におすすめの資金調達方法

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スタートアップ企業が利用できる資金調達方法は以下の通りである。

・補助金や助成金

・自治体からの融資

・エンジェル投資家

・クラウドファンディング

・マッチングサービス

・ベンチャーキャピタル

これらの資金調達方法について、メリットやデメリットも合わせて詳しく紹介していく。

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補助金や助成金

スタートアップ企業におすすめの資金調達方法として、政府が提供している補助金や助成金がある。

創業する際に利用できる補助金や助成金はいくつもあり、そのほとんどが返済不要となっているので、ぜひ利用したい。

補助金・助成金のメリットは、以下の通りだ。

・保証人が不要

・返済が不要

これから会社を運営していくスタートアップ企業にとっては嬉しいポイントである。

反対に、デメリットとなる点は以下の2つである。

・補助金の情報を集める手間がかかる

・審査が厳しく、受給のハードルが高い

返済不要で保証人も不要という条件の良さから、補助金を申請する企業が多いのも事実。

倍率が高く受給のハードルが高いのがデメリットとなっているのだ。

また、補助金や助成金は業種ごとにさまざまなものがある。

自分の会社に合う補助金や助成金の情報を集めるのはとても手間がかかる作業なのだ。

そのため、他の資金調達方法も試しながら審査を受けてみるのがおすすめである。

自治体からの融資

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国だけではなく、自治体も創業融資を行っているので、ぜひとも利用したいところ。

自治体からの融資では「金融機関」「自治体」「保証協会」の3つがスタートアップ企業をバックアップする形となっている。

自治体からの融資を利用するメリットは以下の通りだ。

・金利が低い

・金融機関に対して信用保証をしてくれる

自治体の融資では「利子補給制度」というものがあり、借入した金額にかかる利子の一部を自治体が負担してくれるというもの。

他の資金調達方法に比べて利子が安く済むのである。

反対にデメリットは以下の通りだ。

・受給までに時間がかかる

・必要な自己資金の割合が高い

他の融資制度の場合は受給までにかかる時間は1ヶ月程度だが、自治体からの融資は受給までに2〜3ヶ月かかるのがデメリットである。

また、審査の際に必要とされる自己資金の割合が1/2となっている。

そのため自治体からの融資を受けるには自己資金も必要となるのである。

エンジェル投資家

ベンチャー企業やスタートアップ企業に投資をする「エンジェル投資家」という存在も知っておきたい。

エンジェル投資家は企業に出資する代わりに会社の株などを貰い受けるのが特徴。

返済義務がないのが嬉しいポイントである。

エンジェル投資家を利用するメリットは以下の通りだ。

・返済義務がない

・経営について相談できる

エンジェル投資家は元起業家という経歴の人も多く、ほとんどが経営のプロである。

出資をしてもらうだけでなく、経営についてのアドバイスを貰うことができるのがメリットと言える。

反対に、エンジェル投資家を利用するデメリットは以下の通り。

・知り合うことが難しい

・経営に口出しされる可能性がある

そもそもエンジェル投資家と知り合うことが難しいのがデメリットである。

知り合うためには人脈を増やすなどの努力が必要だ。

最近ではエンジェル投資家が浸透してきていることもあり、起業家と投資家をマッチングするマッチングサイトなども増えてきている。

知り合いにツテがない場合はそういったサービスを利用するのもおすすめだ。

また、出資してもらっているぶん、経営に口出しされる可能性があるのもデメリットと言えるだろう。

自分たちがやりたい経営ができなくなる可能性についても考えておくようにしたい。

クラウドファンディング

最近ではクラウドファンディングを使って資金調達をする企業も増えてきている。

クラウドファンディングで資金を調達するためには、ネットを見ている不特定多数の人を納得させるようなビジネスプランが必要となる。

しかし、それさえクリアできれば多額の資金を獲得できる可能性もあるのだ。

クラウドファンディングを利用するメリットは以下の通りだ。

・多額の資金を調達できる可能性がある

・宣伝効果も期待できる

不特定多数を納得させる魅力的なプレゼンができれば、多額の資金を獲得できる可能性があるのが最大のメリットである。

さらにビジネスとしての面白さが話題となればSNSで拡散され、宣伝効果も期待できる。

反対に、クラウドファンディングのデメリットは以下の通りだ。

・アイデアを真似される可能性がある

・確実に資金を調達できるわけではない

クラウドファンディングでビジネスプランを公開することで真似されるリスクがある。

さらに、確実に資金を獲得できるわけではないということも頭に入れておきたいところだ。

資金調達の前に注意したいポイント

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これまで資金調達の方法について詳しく紹介したため、どのような方法があるのかわかっていただけたのではないだろうか。

ここで資金調達の前に注意したいポイントを紹介していく。

資金調達を行う前にぜひ注目して欲しい。

資金の使い道について

資金調達をする前に考えたいのが「資金の使い道について」である。

せっかく資金を得ることができても、資金の使い道が当初と違っていてはいくら資金があっても足りなくなってしまう。

それを防ぐためにも資金の使い道についてしっかり考えておこう。

資金調達のメリット・デメリットを把握する

資金調達をする前にメリット・デメリットを把握しておくことも大切だ。

資金調達をするメリットは「事業資金を得られること」。

反対にデメリットは「借金を抱えることになる」という点である。

この他にも資金調達した方法によってメリット・デメリットは変わってくるため注意が必要だ。

事業計画を見直す

資金調達を行う前に、事業計画の見直しもしておきたい。

事業計画は融資の審査を受ける際にも必要になるもの。

審査を受ける前にしっかり見直しておくことで説得力のある計画書を作成することができる。

確実に資金を調達するためにも一度しっかり見直しておこう。

資金調達を成功させるコツ

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資金調達の方法はたくさんあるが、できるだけ成功させて資金を得たいもの。

そこでここでは資金調達を成功させるコツについて紹介する。

少しでも成功率を上げるために、ぜひ参考にしてもらいたい。

専門家にサポートを依頼する

創業融資や補助金など、資金調達の方法は手間がかかることが多いもの。

起業する際は忙しく、なかなか時間が取れないという方も多いのではないだろうか。

そんな時には専門家のサポートを受けるのがおすすめ。

専門家に依頼することで「自分の会社にはどのような資金調達方法が合っているか」という相談ができるだけでなく、提出資料の作成も依頼できて負担を減らすことができる。

さらに、融資などを検討している場合は事業計画書の提出が必要である。

その場合にも専門家に依頼した事業計画書を使用することで、審査に受かる可能性が高くなるメリットもあるのだ。

ビジネスプランを練る

資金調達成功のコツはやはり事業計画書である。

自分が行う事業についてきちんと説明ができ、第三者を納得させる内容の計画書を作る必要があるのだ。

とくに事業の内容だけでなく、資金繰りをどうするかもきちんと説明しておきたいところ。

融資を受けてもしっかり返せるだけの計画があるかどうかの判断材料となる。

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まとめ:スタートアップの資金調達はたくさんの手段がある

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そこで今回はスタートアップ企業の資金調達について、以下の3つを紹介した。

・スタートアップにおすすめの資金調達方法

・資金調達の前に注意したいポイント

・資金調達を成功させる方法

スタートアップ企業の資金調達の方法はいくつもあるが、大切なのは「事業計画書の内容」である。融資や補助金を申請する際には第三者にしっかり信頼してもらえるような内容で作成するように心がけよう。

成功率をあげたい場合には専門家に依頼するのもおすすめである。

これから資金調達を始めるスタートアップ企業はぜひ参考にしてみてはいかがだろうか。

監修税理士・公認会計士からのコメント

スタートアップ企業が成長していくためには、資金調達は欠かせません。資金調達の方法としては融資や投資など様々な方法がありますが、集めた資金をどのように管理するのかということも大切になります。しっかりと会計管理をしておくことで、より確実な成長を見込めるでしょう。

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2020年12月15日起業準備

Posted by taxtech-editor