今日本で最も求められているビジネス 婚活恋愛コンサルの起業の実態とは?

2020年9月6日

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マッチングアプリや婚活イベントなど、近年男女の出会いは多様化している。さまざまな社会問題の解消に向けて国からの後押しもあり、婚活恋愛コンサルは今世間から求められているビジネスと言える。そこで今回は、婚活恋愛コンサルタントとして起業を考えている方に向けて、ビジネスモデルの解説から結婚相談所との違いや起業までの具体的な手順を解説していく。

この記事を読むメリット

  • 婚活恋愛コンサルでの起業方法を網羅出来る

今。婚活ビジネスが注目されている理由

テレビやインターネットなどで、婚活ビジネスを目にする機会は増えてきている。ではなぜ、今婚活ビジネスはこれほど注目されているのだろうか。大きな理由のひとつが、男女の出会いの場が多様化していること。かつては男女の出会いの場と言えば、知り合いの紹介やお見合い、結婚相談所などが主流であった。しかし近年、マッチングアプリや街コンなど、さまざまな婚活の手段がある。そしてこのような婚活の手段に対して抵抗感を持つ人が少なくなったことが、婚活ビジネスが注目されている大きな要因である。

また、近年は少子化や晩婚化が大きな社会問題となっている。これらの社会問題の解決に向けて、国や自治体からの支援も年々増加している。社会的なニーズと国や自治体からの後押しもあり、婚活ビジネスの市場はますます拡大していくことが予想される。副業としても始めやすく、主婦や定年後のビジネスとしても人気が高い。

婚活恋愛コンサルのビジネスモデルとは?結婚相談所とは違う?

婚活恋愛コンサルとは、男女の出会いを活発化させ、結婚への手助けをするサービス全般を指す。具体的には以下のようなサービスがある。

  • 結婚相談所
  • 婚活イベントの企画・運営
  • 婚活相談サービス

結婚相談所は、独身で結婚を望む人が会員として入会し、相手探しや出会いまでの調整、カウンセリングなど、結婚を前提した交際までのサポートを行うビジネス。昔から続くビジネスモデルなため競合は多いが、本人だけでなく親御さんも含めて幅広い世代から信頼度が高い。

婚活イベントの企画・運営は、いわゆる「街コン」と呼ばれる婚活パーティーが多い。特定の職業や、同じ趣味を持った人限定にするなど、出会いから結婚につながりそうな工夫を凝らしたイベントが人気だ。また、地方自治体の地域おこしを兼ねた婚活イベントも需要が高い。地方で結婚相手を見つけたら、そのまま定住することになる可能性が高い。人口減少を解消するために、地方自治体で婚活ビジネスを後押ししてくれるケースも多い。

婚活相談サービスは、実際に顔を合わせて、お客さんの性格や希望に沿って婚活のプランを立て、サポートを行う。いわゆる異性からの「モテ」だけを意識した恋愛コンサルとは異なり、最終ゴールはあくまで結婚。対面ではなく、オンライン通話やチャットなどを用いてサービスを展開するなど、幅広いビジネスモデルがある。

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婚活恋愛コンサルに必要なスキルとは?

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では、婚活恋愛コンサルで起業するためにはどのようなスキルが必要になるのか。具体的に解説していく。

恋愛経験

婚活恋愛コンサルで成功するためには、ある程度の恋愛経験は欠かせない。できれば既に結婚している人がベストである。異性とデートしたり自ら連絡を取り合ったりするなど、恋愛において行動を起こすには、人によってはかなりの勇気が必要だ。恋愛コンサルに対しての信頼度が低いと、不安が勝ってしまい行動を起こせない。恋愛経験が豊富で既に結婚している人はお客さんにとってはいわば成功者であり、「この人が言うなら大丈夫だろう」とお客さんも素直にアドバイスを受け入れやすい。

コミュニケーションスキル

婚活恋愛コンサルでは、いかにお客さんとの信頼関係を築けるかが鍵となる。ただ婚活において有力なアドバイスをしているだけでは、書籍やインターネットで情報を得ているのと変わらず、お客さんが行動に移さなければ婚活成功には至らない。お客さんと信頼関係を築くことで、行動のきっかけを作り、婚活を成功に導ける。信頼関係を築いてお客さんの本質的な問題や願望を引き出すためには、コミュニケーションスキルは必要不可欠だ。

マーケティングスキル

婚活恋愛コンサルにおいて、サービスの質と同じくらいに大切なのがマーケティングスキルである。どれだけ良いサービスを提供していても、知ってもらえなければ売り上げにはつながらない。特に開業直後は知名度が低く実績もないため、いかに集客できるかが重要だ。チラシやパンフレット、ホームページなどさまざまな集客ツールがあるが、コストを抑えて集客するためにはWebマーケティングを活用するのがおすすめだ。例えばSNSアカウントは無料で作れて、拡散されれば高い集客効果を見込める。

婚活恋愛コンサルで起業するまでの具体的な手順

ここでは婚活恋愛コンサルで起業するまでの具体的な手順について解説していく。

資金を調達する

婚活恋愛コンサルでの開業を決めたら、まず準備しておきたいのが開業資金だ。オンラインでサービスを提供する場合は、かかるコストはパソコンやスマホ、インターネット回線くらいなので開業資金は抑えられる。しかし物件を借りて運営する場合は、その家賃や光熱費が必要となる。結婚相談所として運営していくなら、物件は必要になるだろう。お客さんがリラックスして相談できる環境を整えなければならないため、内装費にもコストがかかる。婚活ビジネスの連盟組織などに加盟するなら、その月会費も必要なので準備しておきたい。

婚活イベントを開催するにしても場所代や人件費などの費用は最初にかかるため、ある程度資金を用意しておいた方がビジネスの幅が広がる。婚活恋愛コンサルを本業としてやっていくなら、開業してすぐに生活を賄えるほど収益を得られるとは限らないので、軌道に乗るまでの運営コストも必要だ。

マーケットリサーチを行う

結婚相談所だけでなくどんな業種にも共通することだが、開業前にはマーケットリサーチをしっかりしておくことが成功につながる。現在のマーケットにはどのような競合がいるのか、開業予定のエリアにターゲット層はどれくらいいるのかなどをリサーチしていく。例えば開業予定のエリアで開催されている街コンパーティーやセミナーなどに参加して、どの年代層がどれくらい参加しているのかをリサーチしておくと、ターゲット層の選定に役立つ。また、インターネットで検索すると、そのエリアで既に開業している婚活恋愛コンサルの料金やサービス内容などもチェックできる。

事業計画を立てる

マーケットリサーチの結果をもとに、事業計画を立てていく。事業計画では、どの地域で、どのような人をターゲットとして、どのようなサービスを展開していくのか、なるべく具体的に自分のビジネスの方向性を検討する。マーケットリサーチで調べた競合の情報も考慮して、どうしたら差別化を図れるかを考えておくと集客もスムーズになる。

起業の具体的な流れについては、以下の記事も参考にしてほしい。

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まとめ

今回は、ビジネスモデルの解説から結婚相談所との違いや起業までの具体的な手順を解説した。男女の出会いが多様化している現代では、恋愛婚活コンサルはさまざまな場で新たなチャンスがある。社会問題の解決に貢献できるというやりがいもある。副業からでも始めやすいため、まずは身近な人を対象として小さく始めてみるのもおすすめだ。

2020年9月6日ビジネスモデル